スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | -
夏休み最後か・・・
あぁ・・・楽しかった夏休みが終わってしまう。
夏の終わり。何とも言えない哀愁が・・・
明日からの日々は、
来年の夏休みを待ち遠しく思う日々なんだろうなぁ....

明日は土曜日なので、
土曜日が休みの幼稚園は3日から2学期だろうけど、
土曜日も幼稚園があるところは、
いよいよ明日から2学期の始まりでしょう。

今夜はちゃんと20時〜21時の間に寝かせたでしょうね?
ってか、いつもじゃないと困るんだけど。

2学期というのは、本当に子どもが力を伸ばす時期です。
長年幼稚園教師をやっていて、本当に実感するね。

行事が多いからっていうんじゃないと思うよ。
子どもを伸ばすのは行事ではなく、
日々の積み重ねなんだから。
でも、2学期は本当に力を伸ばしてくる。

だから、体調管理には気をつけてほしいですね。

あとね、夏休み明けというのは、
子ども達がグッと力をつけてくる。
2学期デビューをする子もいる。
1学期はまだ様子を伺っていた子が、
2学期になって本領発揮してくる事例も多いんだな。

となると、喧嘩も多くなってくる。
自分を出してくるからね、友達とぶつかることも増えてくる。

落ち込んで帰ってきたり、
自分の思いが通らずに悔しい思いをして帰ってきたり、
そんな事が増えてくると思います。

それはチャンスだと思ってくださいね。
今、心が成長していく、まさにその過程にあるんだ、と
喜んじゃってくださいな。

思い通りにいかずに子どもがどん底で落ち込んでいるからと言って、
何とかならないものかと幼稚園に抗議してくるバカ親もいますが、
全てが思い通りにいく経験を小さい頃にしてしまっていたら、
大きくなったらどうするんですか。

いましたよね、先日。
ホームレスは社会のクズで邪魔で、
なんとか駆除したいからといって火をつけた人。
しかも、ホームレスではなく、ただ酔ってベンチで寝ていた人だったらしい。

そんな人間になっちゃうんだから。

2学期というのは、
『自分の思い通りにはいかない学期』でもあるかも。

行事がそれを教えてくれるのに一役買ってくれているんですけどね。
色々な話し合い、役の取り合いがあるからさ。
自分の意見を言う、という良い場にもなってます。
その中で、自分の意見が採用されたり、されなかったり、
やりたい役をゲットできたり、取られたり。

思い通りになった人は、
陰で悔しい思いをしている友達がいる事を知りましょう。
思い通りにならなかった人は、
悔しさを学びつつ、相手を応援したり妥協したりする事を覚えましょう。

そうやってお互いが、
相手に歩み寄れる心を学んでいくきっかけを多く与えてくれる学期、
でもあるから。

いろんな意味で心が成長していける学期です。
さぁ、明日から始まりますよ!

私もがんばるぞ〜〜〜〜!
| - | 23:09 | - | trackbacks(0) | -
子どものSOS
色んな子どもがいて、毎日色んな経験をし、色んな感情を抱く子ども達。
そこには楽しさ・面白さだけではなく、
悔しさ・悲しさ・怒りもある。
楽しい事ばかりでなく、辛い事も経験してこそ、
人間としての幅・厚みができ、
人の痛みが分かる優しい思いやりのある人間へと育っていける。

その人としての成長の過程で、時々SOSを出す子どもがいる。
主に、コミュニケーションにおけるトラブルが何処かで発生していて、
この成長過程のどこかで足踏みしてしまっているのだ。

例えば、
親とのコミュニケーション不足であったり、
親の愛情不足であったり、
担任との信頼関係不足であったり、
担任とのコミュニケーション不足であったり。

友達との揉め事も多いけど、
そんなのは、対親・対担任との関係が順調であれば、解決していけるのだ。

子どものSOSの原因、
それは親か担任にある、と言っても過言ではない。

でも、解消していける。
SOSが出ないように普段から接していければ一番良いのだが、
SOSが出されたからと言って
ダメ担任・ダメ親の烙印が押される訳じゃない。

改善していけばいいのだ。
今までの対応を反省し、改善していけばいい。

子どものSOSは、とても分かり易い。
家庭ではどういうものかは分からないので
幼稚園での事例を挙げさせて頂くと、

●お腹が痛い、と言う
●頭が痛い、と言う
●些細な怪我を大袈裟に気にする
●活動をやらない
●担任に執拗に反抗する
●いたずらばかりする
●まるで話を聞かずに好き勝手ばかりする
●人の嫌がることばかりする
●些細な事ですぐに傷付き、しかも立ち直りが遅い
●担任との関わりを拒む

パッと考えただけで、これくらいの事例が挙げられる。
細かく言えば、もっともっと挙げられるだろう。
でも、このように結構分かり易い。

個性、と見れる言動もあるのだが、
上記に挙げたような原因が解決できれば
このような事例が解消されていく事が殆どなのも事実だ。

親の対応が変われば、
担任の対応が変われば、
子どもは本当にすぐに変わっていく。
良い方向へと変わっていけるのだ。

この手の話は、折々で書いてきたよね。
じゃぁなんで、今回このネタを書いたかというと、
親御さん批判をしたいからではない。

子どもからのSOSを、知っていながら、
見て見ぬフリをし、放棄する先生に出会ったからだ。

最初は、子どものSOSに気が付いていなかった。
経験年数も浅く、気が付けないのも無理はなかった。
だから、それは子どものSOSだと教えてあげた。
その対応法も教えてあげた。
事細かに、この子にはこう対応するのが良策、
あの子にはこう対応した方がいい、
と、その子その子にあった対応法を事ある毎にアドバイスしてあげた。

なのに、それでも、子どもからのSOSを無視し続けている。

なぜだろうむかっ

考えてみた。
先輩にここまでアドバイスされているのにも関わらず、
幼稚園の先生・担任であるにも関わらず、
子どもを放棄するのは何故だろうと考えてみた。

1つの答えに結びついた。
「面倒くさいから」

まさか、と思った。
でも、これしか思い当たらない。
ちゃんと話を聞いている子、
思い通りに動く子、
手のかからない子だけを相手にしている。

SOSを出している子の対応は、
先輩に言われなければやらない。

早い話が教師失格である。

彼女の話は面白くもなく、話下手。
説明も雑だし、準備不足も目立つし、対応も遅い。
新人なら仕方ない。
それは仕方ない。

そんな面白くもない話に付き合ってくれている子ども達というのは、
相当なエリートさんたちである。
普通の子ならば、そりゃ〜話を聞かずに好き勝手しだすって。
エリートさん達だって、
担任がいつまで経ってもそのままじゃ、
普通の子と同じような態度に出てくるのも当たり前。

それは担任の腕の問題であって、子どもの問題ではない。
なのに、子どもを怒る。
「子どもが悪いんじゃなくて自分が悪いんだから、
 子どもを怒るのはおかしい。自分の保育を直せ」
と何度話しても、目が死んじゃっている。

思い出すだけで、怒りで鳥肌が立つんだよね。

うーん、違う違う。
もう彼女の事が諦めたの。
早く辞めてくれるように願いだけだから。

そうじゃなくて。
やる気のある一生懸命な先生に、是非こういう現状を知ってほしかったの。
「人のフリ見て我がフリ直せ」

私はこの先生に出会ってから、
教えるために保育の考え方がとても丁寧になったんだ。
分かりやすく教えないとやれないから
(実際は何をどうしてもやってくれないんだけど)
細かく細かく考える内に、保育も細かくなり、
結果、私自身は前よりもキメ細かい保育になった気がするのね。

だから、こういう事例を聞けば、
このブログを読んで下さっている幼稚園の先生や、
お父さんお母さん達も、
今の自分の対応を見直し、改善できるいい材料になるんじゃないかなと思って。

なんか変な話だけど。

憤り。
「私はああはなりたくない」という怒り。
そこから見えてくる何かがあるかな、と。

変なこと書いてごめんなさいね。
| - | 18:45 | - | trackbacks(0) | -
強いんだか弱いんだか
仕事上での事に関しては強気になれるし、
あまりにも仕事ができない人や唯一特定人物に対してであれば、
きつい言葉も吐いていけるんだけど・・・

プライベートになると、からっきし弱い。
ましては、喧嘩なんてものはした事がないと言っても過言ではない。

怒・悲・哀の負の感情は殆ど表に出す事はないだけに、
自分の非を指摘されると、へこみ方が尋常じゃないんだなぁ・・・

素直に認め謝ることはすぐにする。
それは相手に対するマナーだし、人として当然じゃん?

その後よ、尋常じゃなくへこむのは・・・
なんていうか、軽い対人恐怖症になっちゃうっていうか、
暫く外に出なくなっちゃう。
そういう自分が嫌だし、とてつもなく弱いと思う。

今起こっている朝青龍問題でも、
なぜ表に出て一言謝らないのか、その潔くない態度に辟易しているのに、
私も全く同じじゃんって思った途端に情けなくなっちゃって。

家族以外は味方はいないんだっていう妄想に入っちゃうんだよね。
何とかならないかね、これ。
反省しすぎるほど反省しちゃって、必要以上に無駄に傷付くんだけど、
しかもそれは相手が付けた傷ではなくて、自分で勝手に自分を傷付けた感じ。

復活までに、しばし時間が必要。
やべー、モンゴルでも行くか(笑)
| - | 23:31 | - | trackbacks(0) | -
もしよろしければ答えを・・・
今日、後輩と2学期の保育内容について電話で話をしていたら、
あまりにも理解力がなくて愕然としました。
こんなに頭が悪くて、大丈夫なの!?

でも、もしかして、私の要求が高いのか?

同じ内容は書けないので、
内容を変えて、ちょっと文章を製作してみました。

お暇な方、ちょっと下記の文章を読んで、あとの問いに答えてみて下さい。

注:以下はフィクションであり、実際の人物・団体とは無関係です。
----------------------------------------------------------
ここはテレビ局の製作企画室。
昨日、番組の新しいコーナーを考え出しました。
SMUPの仲居くんに日曜1日かけて東京を回って食べ物巡りをさせるもの。

朝:ホテルで朝食セット
   ↓
間食:甘味処で和菓子
   ↓
昼:行列のできるらーめん屋
   ↓
おやつ:ケーキバイキング
   ↓
(合間に『うたばん』の収録)
   ↓
夜:ドームでジャイアンツ観戦をしながら好きな物を食べてもらう

という企画。
この案は既に企画部長に提出し、OKをもらっているものでした。

ところが今日になって、ドーム側から連絡があり、
何と前日の観戦分のチケットもタダでくれるというのです。
しかも、スタッフの分まで。
企画した5人は嬉しくなりました。

よし。前日分の試合観戦も、コーナーに折り込もう!
スタートは日曜朝ではなく、土曜夜の試合からにしよう。
日程的にはロケが2日に渡ってしまい、つらいだろうけど、
ジャイアンツ好きの仲居くんなら、了解してくれるだろう。

早速5人の内の1人が代表して、
追加した案を企画部長に持っていきました。

すると、企画部長にこう言われました。

「確かに、仲居くんなら2日連続での巨人戦観戦は喜んでくれるだろう。
 でも、結構大変だぞ。
 観戦して夜遅くなっているのに、次の日は朝早いし、1日ずっとロケだ。 
 合間に『うたばん』の収録も入っているし。
 仲居くんとしてはキツイんじゃないかなぁ。
 彼は頑張り屋だし、やってくれと言えばやってくれるだろうが、
 出演者の体調を考えてあげるのも我々の仕事なんじゃないかな。
 2日連続観戦は喜ぶだろうが、日曜の日程が辛くなるぞ。
 考え直した方がいいんじゃないか?」
 
代表者1人は、この言葉を残りの4人に伝え、
5人で再検討をしました。

「そうだよな。2日連続観戦は楽しいだろうけど、
 日曜のロケがきつくなっちゃうのは大変だもんな。
 日曜ロケが大変にならない方に考え直すか。」

--------------------------------------------------------------------

さて、ここで問題です。
土曜日の夜、ジャイアンツ観戦はしたでしょうか?しなかったでしょうか?
質問は一切なし。上記の文章だけで読解し、判断して下さい。

ふざけた問題ですみません。
でも、これ、後輩は分からなかったんです。

分からない、という事に驚きました。
でも、その驚きは、私の要求が高いのか??

違うよね?
これくらい、分からない方が大問題ですよね〜?
これを読んだ方、この問題、簡単ですよね???
| - | 23:58 | - | trackbacks(0) | -
大きくなって・・・
学生時代に授業の一貫としてある小学校に行った時に、
印象深くて、たまたま覚えていた子が、
さんま御殿に出演していてビックリした話は以前に書いたけど、
今日はもっとすごかったー。

テレビを見てたら、出てたんだよねー。
うちの幼稚園出身の子が〜。

私は担任はしてなかったんだけど、
よく「●●先生〜」って私の所に来ててさー。
当時は結構なついてたなぁ。

卒園してから1〜2回は幼稚園に顔を見せたことはあったけど、
とんとご無沙汰はなくて。
今でもそのお母さんから時々年賀状は来るんだけど、
いやはや、テレビ出演をしているとは・・・・

ちょい役とか、エキストラとかじゃなくて、レギュラーで。
すごいね、ほんと。
CMにちょいちょい出ていたのは知っていたけど・・・

不思議な気分だね。

もう10年以上先生をやっていると、
送り出した子どもの数も それはそれは多いし、
最初に送り出した子はもう結婚できる歳だからなぁ。
そりゃ、テレビに出る子もいるのかも。

実は、私には密かに夢があってマル秘
クダラナイし、バカバカしいんだけど、
担任で受け持った子の誰かが有名芸能人になって、
『懐かしの人』『お世話になった人』『過去を知る人』
みたいなコーナーに呼ばれちゃうことなんだ〜♪
教え子がジャニーズに入って活躍ってのも素敵〜♪

テレビに映る芸能人を観ながら
「この子、幼稚園の時に担任したよ」ってやってみたいな〜♪

・・・すみません悲しい
幼稚園教諭としてあるまじき発言とは分かっていながらも、
ついついミーハー(私語)な部分があせあせ

えっと、お詫びに素敵な写真でも・・・
【癒しの写真】

| - | 23:36 | - | trackbacks(0) | -
昨日の冒頭にも書いたが、
子どもと寝泊りする機会があった際の、また別の話。

昼間に、子どもを引き連れて森の中に入って虫捕りをしていた。
私はカマキリが好きなので、
カマキリ狙いで草むらを見ていたんだけど、
これがなかなかいないんだよね〜。
バッタでもいいんだけど、大物じゃないと達成感ないし。

すると、向こうの方から歓声が聞こえてきた。
何か大物でも捕まえたのかと、走り寄ってみると、
子どもが目をキラキラさせて
「見て!」と手に掴んでいる虫を見せてくれた。

おぉ!これは、カブトムシ!!!!!!!!!!!

すごい!!大物じゃないかッッッッッ!
昼間によく見つけたなぁ〜〜〜〜!

羨ましがって見ていたら
「これ、お兄ちゃんが捕ってくれたの」

一緒に行った男友達が捕ったらしい。
羨ましがって話を聞いてみると、

「木の上の方を見たら、たまたまカブトムシがいてさ〜。
 届かないからアミで落としたんだよね。
 届く位置にいてもアミ使ったけどさ。
 俺、カブトムシ触れないから。
 落としたやつも子どもに拾ってもらった〜。」

・・・・・う〜〜〜〜〜〜〜む。
カブトムシが触れないとは・・・
カブトムシなんて、私から見たら、
昆虫の中でとても触りやすい虫の部類に入ると思うが。
人気者だし、すぐ飛ぶわけじゃないし、遅いし、掴みやすいし。
なんでさわれないんだ??

そもそも、虫に触れないのに何故虫捕りに来たんだ??

あぁ、でも私は結構、男性を美化しているところがあるからなぁ・・・

女性蔑視をする奴は嫌だし、偉ぶる男も嫌なんだけど、
逞しくあってほしい。
要求が高いのかもね。

頼れる男性が理想の私としては、
少なくとも、私よりも怖がりであってほしくない。

私自身が、主要な虫は大抵触れるだけに、
虫が触れない男性=情けない、と思ってしまうのだ。

でも、それは私が幼稚園にいるからなんだろうと思う。
私がここまで虫に触れるようになったのは就職してからだもん。

子どもが様々な虫に興味を持つのに、
「いや〜」「こわ〜い」「さわれな〜い」じゃダメじゃん?

そりゃ〜、私も最初はミミズは素手で持ち上げられなかったわよ。
ヤスデを触る時は相当勇気がいったさ。

でもさぁ、
『虫=触れない怖いもの』という印象を子どもに与えるような真似は
幼稚園教師はしちゃいけないと思うのよね。

触れない人もいる、という認識を与えるのもいいけど、
それは教師の役目って訳じゃないし。

触れない人もいる、という認識を与えるよりも、
虫も植物もみんな愛でて大事にしましょう、の意識を育てる方が
より幼稚園教師の役目じゃない?

そう思っているので、私は虫全般を触れるようになりました。
それは、幼稚園教師としてのプライドでもあるかな。

だから、幼稚園の先生には虫を触れるようになってほしいね。
若ければ若いほど、触れるように努力してほしいな。
動物が苦手な人も中にはいるけど、あれもどうかと思うけどねー。
ちょっとは克服する努力くらいしたら?って思っちゃうよ。
私の中ではドン引きだね。

男性であれば、
友達なら、別に自分の彼氏じゃないからどうでもいいけど、
好きな人が虫に触れなかったら、きっと一気にドン引きするだろうなぁ。
できれば、虫を怖がらない人であってほしいもんだ。

・・・って、そんな要求できる立場じゃないんでした。
はい、ごめんなさい・・・
| - | 20:40 | - | trackbacks(0) | -
厳しい親→自信のない子
先日、子どもと寝泊りする機会があったんだけど、
その時に気になった子がいた。

何をするにも許可を取りたがる子。

なんでも、何をするにも「〜していいですか?」と聞いてくるの。
昨日のネタで幼稚園のトイレの事を書いたけど、
「トイレに行ってくる〜」
「トイレに行っていい?」
って聞くのは、昨日の内容の通り。

でも、この子はちょっと度が行き過ぎていたんだなー。

「ご飯食べてもいいですか?」
「ハンバーグ食べてもいいですか?」
「ご飯お替りしてもいい?」
「お部屋に行ってもいい?」
「隣の部屋に行ってもいい?」
「お箸で食べてもいいですか?」
「お水飲んできてもいい?」
「寝っ転ってもいいですか?」
「お絵かきしてもいい?」
「遊んでもいい?」
「トイレに行ってもいい?」
「おしっこしてもいい?」

とにかくすごい。
しかも聞くのが、昨日の内容でいう『勝手に行っていい時』なのよ。

これは・・・親が厳しい可能性が高い。
何をするにも、あれしなさい、これしなさい、それはダメ、これはダメ、
と子どもの行動に対して、いちいち口を出していると、
子どもは自分の行動に常にダメ出しされているような気分になり
何をするにも自信がなくなってしまうのよ。

自信がないから、聞く。
許可をとりたがる、ってわけ。

親は子どものためを思って、色々とアドバイスしているつもりなんだろうけど、
自分で考えさせる機会を与えないと、
自分では何もできず、何も考えられない、自信のない子になってしまう。

この子が、まさに、そうだよね。
だから

「○○くんがやりたいようにやっていいんだよ」
「聞かなくてもいいんだよ」
「大丈夫だから、好きにやっていいんだよ」

と、まずは自分の考えでやっていいというのを繰り返し伝えた。
で、何回もそのやり取りをする内に、今度は聞かれたら、

「どう思う?」

と返した。
最初から、この返しをしても、
きっとすぐに「分からない」と返ってきてしまうだろうけど、
何回も『自分の考えでいい』ことを伝えてきたので、
自分で考えるって事ができるようになってきたようだ。

「・・・いいと思う」

と答えるようになった。

「○○くんがいいと思うなら、私もいいと思うよ。」

と返すと、ぎこちない顔が少しずつ緩むようになっていった。
その子の考え・行動を認めてあげることが、
自信をつけていくことに繋がっていくからね。

でも、私がその子に接した期間は短い。
幼稚園で担任をしている子どもとは訳が違うので
長い目で見て、自信を付けてあげることができない。
所詮、短期での対応。

この後でも同じように対応してくれる人が身近にいないと、
あの子はまた元に戻ってしまう。
・・・なんか、切なくなった。
無力だなぁ・・・私って。

あの子は今どうしてるかな。
伸び伸びやっているかな。

厳しい親、と言うと聞こえは悪いかもしれない。
親にしてみれば子どものためを思って真剣にやってるんだから。
でも、あまりに子どもの行動を規制しすぎて、
子どもが自分で考えて、自分で判断する機会を奪ってしまうと、
自信のない子、自分の考えを持てない子になってしまう事も知って欲しい。

「まだ小さいから自分で考えられない。」
「まだ小さいから、子どもの判断には任せておけない。」

前にも書いたけど、幼稚園児はそんなに赤ちゃんじゃないよ。
まだ大人じゃないし、過大評価しすぎるのもダメだけど、
過小評価しすぎるのもダメなんだから。

上記の話は、4歳の男の子でした。
たった4歳。でも、もう自信ゼロになってしまっていたんです。

「まだ4歳だから、自分では何もできないわ〜。
 親が全部道しるべを立ててあげなくちゃ!」

と思ってしまった結果だと思います。
親心だとは思う。
でも、手出しのしすぎは返って子どものためにならないということを
是非知ってほしいな、と思う出会いでした。
| - | 22:14 | - | trackbacks(0) | -
『楽しく食べる』の勘違い
以前コメントスペースでの意見を受けて、
このネタを書こうと思っていたのに、大分遅くなってしまった・・・

これは、好き嫌いに関するネタ。

私はこのブログでも何度も書いているように、
好き嫌いは親の努力で、相当解消できると思っている。

でも、好き嫌いの多い偏食家の子どもを持つ親の言い分を聞いていて
よく出てくる言葉が
「でも、楽しく食事をさせたいから・・・」

無理矢理食べさせると、
食事が楽しいものではなくなり、
尚更食べなくなってしまう、という言い分。

それは・・・『楽しく食べる』を履き違えていないかい??

嫌いな食べ物がある
   ↓
食べるのを嫌がる
   ↓
好き嫌いは良くない
   ↓
無理に食べさせる
   ↓
嫌がる&楽しくない
   ↓
かわいそう、食べる事自体を嫌いになってしまうかも...!
   ↓
だから無理矢理食べさせるのを止める
   ↓
食事が楽しくなる
   ↓
よかったね

と、思ってないかい??
はい、ブブーーーーーッッッ
ち〜がうでしょぉ〜パンチ

嫌いな食べ物がある
   ↓
食べるのを嫌がる
   ↓
食べられるように工夫をする

でしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
その工夫方法が、親の腕の見せ所じゃないっすか??

スパルタ方法の人もいるでしょう、
調理方法に工夫を凝らす人もいるでしょう、
家庭で食育知識を勉強させる人もいるでしょう、
食べ物と栄養の話をしてバランス食事の大切さを伝える人もいるでしょう、
幼児心理を上手く利用して食べさせる人もいるでしょう、
親自らが美味しく食べる姿をアピールして感化させる人もいるでしょう、

それは自由だし、そこが親の腕の見せ所なんだし。

うちの子は食べないの!
そんなに言うならやり方を教えてよ!
ってのは、それは放棄してるってもんでしょー。

・・・と、辛口はここまでにしとくかな。

あのね、
努力が足りない!と批判したい訳じゃないんです。
実際に幼稚園では努力をしていない親御さんもいるんだけどさ。

大抵の親御さんはすんごく努力をしていると思うんだ。
少なくとも、こんなブログに興味を持っている読者の中には
努力しない人はいないだろうね。

読者さんに対してお世辞言って、ゴマを擂ってる訳じゃないっすよ。
子どもが偏食家なのに努力しない人ってのは、
あんまり子育てに熱心じゃないから、
幼稚園の先生の本音に興味を持つとは思えないので、
こんなブログなんて検索すらしないだろう、って意味です。

で、何が言いたいかっていうと、
努力しているのは分かる。
でも、もしかしたら、その方向性は間違っているのかも、ということ。

『色々努力しているのに、なかなか食べてくれない。
無理矢理食べさせているのかもしれない。
それが子どもの負担になっているのかもしれない。
となると、我が子は楽しく食事ができていないのかもしれない。
おいしいご飯が楽しく食べられないなんて私のせいだ・・・!』

と、思い込んでしまい、

『嫌いなら無理に食べさせるのはやめよう』

という方向へ行ってしまっている人もいるんじゃないかなと思って。
その方向性は間違っていると思うんだ。

そんなお母さんに言いたいね。
「大丈夫、間違っていませんよ」って。

え?上の文章と真逆だって?
んっと、違くて。

お母さんがしている努力が間違っていないってこと。
食べさせようと努力している事に間違いはないってこと。

『嫌いなら無理に食べさせるのはやめよう』
という方向へ行ってしまうのは、
その努力を終わらせてしまう事になるでしょ?
それは間違いだと思うのよ。

好き嫌いを持ったまま大人になっていくのと、
好き嫌いを克服できるのとを比べたら、
絶対に克服した方が、その子の幸せに繋がっていくんだから。

たとえ今、食べるのを嫌がっていて、泣いていたとしても、
お母さんが『それでもこの子のためになるんだから』と意思を強く持ち、
食べさせる努力を続けていけば、
いつか子どもは食べられるようになるでしょう。

いつになるかは分からないけどね。
すぐかもしれないし、何年もかかるかもしれない。

でも、諦めたら、その時点で終わってしまうんです。

たとえどんな方法を取っていたとしても、
『好き嫌いをなくすために頑張っている努力とその気持ち』に
間違いはないんですよ。

それが言いたいんです。

諦める方向に進むのが間違いってこと。

なかなか食べなくて落ち込んでいるお母さん、
どうか諦めないで下さい。

うまくいかないと落ち込むのは、
それだけ子どもを想っていて愛情が深いってことでしょ?

じゃ、間違いじゃないじゃないですか。

落ち込まないで。
大丈夫。
その想い、その努力、いつかは実るでしょう。

だから、
どうかめげて「嫌いなら無理に食卓にあげるのをやめよう」という方向には
行かないで下さいね。

ってことが言いたかったんですー。
| - | 23:35 | - | trackbacks(0) | -
熱が出た〜
ひっさびさに熱を出したぜぃ。
いやいやいやいや・・・今回の熱はきつかった汗

今日はちょっとしたイベントがあり、
大役を担っていた私は、絶対に絶対にキャンセルできない立場。

でも、家を出る時に腰が痛いだけで、
別に何とも思わなかったのね。

が、途中で、
「あ、しまった。この腰の痛さは熱の前兆!?」と。

最近私は、発熱の直前に腰が痛くなるという不思議な前兆があるんです。
でも、気付くの遅し。
風邪薬も持たず、服用もせず、既に出発してしまって・・・

ま、何とかなるだろ、と思ったのが甘かった。

電車に乗り、座っていたら、えらく寒くなってきたんです冷や汗
暑がりの私が、この猛暑、いや酷暑の中、
いくら冷房が効いていたとしても、寒いと感じる事なんて有り得ない。
冷房が効きすぎてたって訳じゃないの。
げんに他の乗客は平然としてるし。

ところが私は、まるで冷凍庫の中にいるかのように、
めっちゃ寒くて、1人で有り得ない位に震えていたのだ。

ぶるぶるブルブルぶるぶるブルブルぶるぶるブルブルブルブルぶるぶる・・・

それはそれは震えていたのさ。
おかしいくらいに。尋常じゃないくらいに。
万歩計を上半身に付けていたら、1日分のノルマは果たせただろうなあせあせ
しかも、全身鳥肌。

これはヤバイと思ったね。
腰の痛みが激化してきてるし。

その時、既に自分感覚で、体温38.2度。

乗り換え駅では、周りが汗ダラダラで扇子を扇いで涼んでいる中、
1人で『あったか〜〜〜〜〜いおてんき』と大喜び。
電車に乗ると、お日様が当たる場所にわざわざ立ち、
駅に止まる度に、体を外に乗り出して酷暑の日差しを浴びるほどだった。

目的駅に着く頃には、
体感体温39度を超えていたね。
足はフラフラだし、寒いし。

これは絶対に目的地に着いたら、少し休ませてもらおうと。

なのに、着いたら着いたで、とてもそんな余裕はなくてー。
でも、さっきまで全身鳥肌を立てて震えていたのに、
今度は異常なまでに暑くなってきた。

暑い!?
ってことは、体が、汗をかいて熱を下げようとしてる!!
よし!いけるかも!

病は気から、とはよく言ったもので、
暗示にかかった私は、何とか1日持ちこたえましたるんるん

終電で帰ってきて、熱を計ったら38度あったけど。
気力で乗り切った1日でした。

やっぱり、昨日クーラーを付けっ放しで寝たのがいけなかったのかなぁ...
それとも・・・

今ちょっと、エステ系のある場所へ通っていて、
そこに行った次の日は必ず熱を出しているんだよね。
施工した部分に、最後 保冷剤で体を冷やすものでさ。
それが原因なのかもー。

次に行く時には、気をつけなくちゃー。

皆さんも夏風邪には気をつけて下さい☆
| - | 23:16 | - | trackbacks(0) | -
幼稚園のトイレ事情
こないだ、幼稚園児がいる友達に
「幼稚園って、いつでもトイレに行っていいんじゃないの?」
と聞かれた。
トイレに行こうとしたら怒られた、と子どもが話してたんだって。

今日はその辺の話をしようかな。

結論から言えば、いつでもトイレに行っていい。

いつでもトイレに行っていいんだけど、
勝手に行っていい時と、一言いってから行ってほしい時があるのね。

例えば、
外遊びの時とか、自由遊びの時とか、外から中に入ってくる時とか、
室内から外に出る時とか、合間合間とか、
そういう時は勝手にトイレに行っていい訳よ。

でも、
歌を歌っている時とか、
主活動をしている時とか、
出席を取っている時とか、
先生が話をしている時とか、
みんなで一斉に何か活動をしている時に
勝手に部屋を出て行かれたのでは、困るんだな。

トイレに行きたいのなら行ってもいいんだけど、
必ず一言先生に言ってから行くように話している。

みんなで何かしている時に無言で部屋から出て行ったら、
それはただの脱走と見なされてしまうじゃないっすか。
みんながみんな、本当に自由にやっていたのでは
ただの学級崩壊に繋がるからね。

みんなでやる時はやる。

一斉で何かをする時に抜けてしまったら、
その分の先生の話を聞けないことになり、
遅れるし、理解度も下がるでしょ。
それは可哀相。
ってなわけで、トイレで中座する子がいると、
なるべく担任はその間、手遊びをしたり、何やらしたりして、
場繋ぎをしてるのよ。
活動の導入中だとそれはできないんだけど。
それが、1人2人と時間差で抜けられたのでは、
クラスが進んで行かず、
間(ま)だらけになってしまい、グダグダのクラスになっていく。

みんなで一斉にやる、とだけ聞くと、
窮屈に感じ、共感を得ない人もいるんだけど、
それなりの理由と意義があるんですよ。

そのためにも、一斉で活動している最中にトイレに行きたがらないように、
合間合間にトイレに行く時間を担任は作り、
トイレの声掛けをしています。

それでも、途中でトイレに行きたい子はいる。
さっき行ったのにまた行きたくなる子もいるよね。
頻尿の子もいるし。

でも、みんなでトイレに行くように声掛けをした時に
「出ない」「行きたくない」と行かずに、
案の定 途中で「トイレ」と言い出す子もいるんだよねー。

そうなると、
「だからさっき行くように言ったのにー。
 行きたくなくてもトイレに行ったら出る時もあるんだから、
 今度から皆と同じ時に行ってね」
と、担任から小言を言われちゃうんだな。

ただ、小言は言われるけど、トイレには行けるよ。

友達の子は多分、
それを『トイレに行きたいと言ったら怒られた』と親に言ったんじゃないかな。

その言葉だけを聞くと親御さんは心配するだろうし、
そんな意地悪言わずに、いつでも快くトイレくらい行かせてあげなよ、
と思う人もいるだろうけど、
クラスをまとめていく責任がある以上、
やはりある程度の規制は必要なんですよ。

保育参観で、子どもが自由奔放にやっていてまとまりがないクラスだったら、
それはそれで心配するでしょ?
なんでも自由、でクラスがまとまる訳がありませんから。

自由というのは、ある程度の規制の中に存在するんです。
でないと無秩序の社会になってしまうでしょ。

まぁ、そんなわけで、結論としては、
いつでもトイレに行ける。
でも、勝手に行っていい時と、そうでない時がある、と。

その状況判断ができる子とできない子がいるけどね・・・
何回も繰り返せば状況判断ができるようになるけど、
1年かかる子もいれば2年かかる子もいる。
それまでは
「トイレに行きたいと言ったら怒られた」と言うのかもしれないねー。

ま、でも、いつでもトイレには行けるから
ご安心下さいな。

あ〜でも、私は、なるべく行かせない時があるなぁ。
それは、食事中。

食事中にトイレに行くのはお行儀が悪いと思うので、
必ず食事の前には全員にトイレに行くように声を掛けている。

「食事中にトイレに行くのはお行儀が悪いから、
 必ず今、トイレに行ってきてね。
 途中で『トイレ〜』って行かないでね」

と宣告もしてる。
2〜3回は声を掛けてるね。
聞き逃した子もいるし。

だから、食事中に「トイレ」と言い出す子には、
さっき行ったかを確認する。
行ってないと、若干の小言が付いちゃう。
でも、どっちにしても、できるだけ食べ終わるまでは我慢してもらうかな。

本当に行きたくて我慢の限界の子には、行かせるけどね。
食べたらすぐに排便する子もいるので、そういう子も行かせる。
担任なので、その辺の、子どもの様子を見極めて、
行かせるかどうかは判断してるかな。

『トイレ行きたいかも・・?』程度で行きたいと言う子もいるし、
食事に飽きて「トイレに行きたい」と言う子もいるからね。
そういう子には食べ終わるまで我慢してもらう。

食事の躾の一貫。

賛否両論かもしれないけど、
食事中はなるべくトイレに行かない、としている先生仲間は多いっス。

ただ、トイレを我慢すると膀胱炎になってしまう。
実際に膀胱炎になった先生も多いし。
幼稚園の先生ってのは、トイレに行くタイミングが難しいからさ。
新人だと特にトイレに行くタイミングが掴めない先生も多くて、
膀胱炎になりやすいのよ。

そういうのをちゃんと踏まえた上での躾です。
闇雲に「ダメ!」と言っているのとは違うっていう事を
説明しておきますぅ。
| - | 22:38 | - | trackbacks(0) | -
| 1/4PAGES | >>