ツィッター質問返答祭り第2弾♪(笑)
今回は、
「仲良しはクラスを離されるらしいとか・・・」
ふふふ♪
これはですね〜、
教師の中では、当たり前的な話なんですが、
お母さん達には理由が分からないんだろうなーと思いまして☆
分からないだけに、
「なんで!?」となるネタですよね。
というわけで、
今日は
この説明をしましょう。
なぜ離すかと言いますと、
幼稚園では
「たくさんのお友達と関わって、人間関係に幅を持たせたい」
というのが大前提にあります。
幼稚園は、保育園とは違います。
「生活」ではなく「教育」に重きを置いているのが幼稚園であり、
「生活」を大切にするのが保育園です。(多分)
「教育」を重視しているため、
たとえ4歳5歳といえども、
社会性を身に付けさせることも、
狙いの1つでもあるんです。
幼稚園は、
遊び場であると同時に、
初めての社会の場でもあります。
家庭ではできないこと、
家庭ではできない友達との関わり、
というのも
幼稚園に求められていることであり、
また
幼稚園の使命でもあります。
とても仲が良い子、というのは
幼稚園の場合、
降園後も一緒に遊んでいる可能性も高いんです。
降園後の友達同士の関わりというのは、
子ども同士の純粋な関わりによって行われるものだけではなく、
親同士の関係によっても大きく左右されます。
これは、
お母さん達なら分かるでしょう。
仲良いママ友同士だと、
ママ同士が会う(合う)ので
子どもも接触する機会が多いわけです。
子ども同士が仲が良いのがきっかけで
ママ同士も仲良しになることもありますが、
その逆は絶対にないですよね?
つまり、
ママ同士の仲が悪いと
子ども同士は降園後は絶対に一緒に遊ばないでしょ?
お互いの家を行き来しないんだし。
幼稚園では、
ママ同士の関係に左右されることなく、
平等に接する機会を設けたいんです。
仲が良いと離される、というのは
どうしても、
仲良し同士でつるんでしまう機会が多く、
他の子と接するきっかけが少なくなってしまうので、
色んな子と関わる機会を作ってあげたい幼稚園側としては、
その機会を作るべく、
あまりに仲が良すぎて
同じクラスにすると
常に同じ友達とばかり絡んで
他の子と遊ぶキッカケが極端に減るだろうと判断した場合、
「離す」わけです。
「仲が良いんだから、わざわざ離さなくてもいいじゃない」
「また1から友達作りをさせるの!? せっかく仲良くなったのに」
「仲良しは仲良しで、そこに新たな友達を増やしていけばいいだけじゃない」
と、
お考えの人もいるでしょうね。
お気持ちは分かります。
しかし、
私達は何も意地悪で離しているわけじゃないんです。
1から友達作りをして、
何が悪いんですか?
友達作りは1回したら終わりですか?
違うでしょう。
これから先、
一体何人の新しい友達に出会っていくと思います?
色んな友達に接する機会が小さい頃からあるというのは
ものすごい財産だと私は思います。
仲良しは仲良しで、そこに新たな友達を足していける、のは、
大抵男の子です。
女の子の場合、
多少困難になります。
お母さん達も女性なので分かるでしょう。
女の子というのは、グループを作りがちです。
輪というものを作りがちなんです。
たとえ幼稚園でも、それは一緒。
不思議ですけどねー。
DNAに組み込まれてるんですかね?(^^;)
3歳でも「女」なんですよー。
2〜3人の女の子のグループというのが
一番厄介でして、
そこに新しく加わるというのは
なかなかどうして
難しいものがあります。
教師も援助しますが、
女の子同士、
特に5歳6歳の女の子のグループの壁というのは
大人が思っている以上の拘束力があったりするんですよ。
ただ、
仲が良いと必ず離されるってわけではありません。
次年度もくっつけてしまったら、
友達関係を広げていくにあたって支障が出そうだな、と判断した場合、
離した方が、その子の友達関係にプラスになると判断した場合、
その組み合わせだと周りの子に与える影響が多大だと判断した場合、
です。
全員が全員じゃないですから。
また、
上記の話は進級時のクラス編成の話です。
3年保育の年少、
2年保育の年中、
といった「初めて幼稚園に入る学年」の場合は
これに準じません。
むしろ逆かも。
初めての幼稚園、
初めて親がいない公共の場、
初めての環境、
ですので、不安いっぱいで入園してくるわけですから、
少しでも馴染みやすいように
むしろ仲良しの子は同じクラスにしますね。
わざわざ入園願書に
「仲良しのお友達」「一緒に登園するお友達」を書く欄まである幼稚園だって
ありますからね。
新入か、
進級か、
によって
大きく状況は変わってくるってことを
ご理解頂けると助かります♪
・・・ってなことで、
質問の答えになってます??
もしまた、
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